とある京大生の人生観

浅い思考の殴り書き

意志薄弱はかく語りき

 初志貫徹という言葉がある。

 だがあいにく私はこれを実践したことがない。

 初志を持つほどの大きな目標を持ったこともなければ、貫徹する強さもない。

 この記事はそんな私が開き直った結果の産物である。

 

 

 「一度決めたことなら最後までやれ。」

 私は正直そんなこと思ったことがない。

 意志が弱い人への訓戒というか脅しというかそんな感じで使われる言葉というのはわかる。

 それでもこの言葉をあまりにも額面通りに受け取るのは良くないと思う。

 初志というものはそんなに信頼していいものなのだろうか。

 はっきり言って実際にやる前に決めた志にそこまで信頼性があるとは思えない。  

 実際やってみないとわからないこともあるだろう。それらを受けてもなお目標を変えないのは意志が固いというより、頭が固いのではないだろうか。

 変わらないこと、初志を貫き通すことへの過大評価がないか。これは一考の余地があるように思われる。

 

 

 変わらないということは危うい。

 その都度、変わるべきか変わらざるべきかの判断が必要になってくる。

 不変を盲信すると、決断に固執すると、いつか決心に裏切られる。

 いつでも努力が正しい方向を向いているかの確認を怠ってはいけない。

 

 変わらないことより変わることのほうが勇気がいる。

 だが変わらないでいるためにも変わりつづける必要があるのだ。

 なぜなら世界は変わり続けている。時が流れ続けている。そんな世界に「現状維持」などない。

 「変わらない」ことを逃避の手段にしてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんな記事を何も成し遂げていない人が書いている。

 なんとも滑稽である。

 真に逃避しているのは果たして誰だろうか。

 なんとも愚かである。

 

 この記事を見て一笑に付すことのできる人に私はなりたい。