とある京大生の人生観

浅い思考の殴り書き

翳りゆく足元

 お久しぶりです。生きております。

 本当は色々書いたり、考えたり、殴り書いたりしたいのですが、どうも最近忙しくて全く落ち着いて筆を執ることができません。

 

 そんなわけで手短だが最近思ったことを。

 

 幸せとは"目的を持つ"ことなのではないか。

 

 何かを買う時、実際にその品を手に入れた時より何を買うか悩んでいる間のほうが楽しかったり、遊ぶ日当日より前日のほうがわくわくしたり、将来を見ているときのほうが今を見ているときより楽しいという事例が多々ある。

 

 これは案外真理を捉えているのではないかと思う。なにかになりたいという夢を持っていた小学生の頃のほうが目が輝いていたように思える。目指す大学があったあの頃のほうが世界が明るかったように感じられる。

 将来に希望があれば、それがどれだけ小さいものでもたしかに未来に位置していればそれは前を見させてくれる。

 

 大学に入ったはいいもののよくわからない課題をさせられ、かと言って自由に研究していいと言われても何かしたいこともなく、しかし働きたいとは決して思わない、そんな私は何の目的もなくただ暗い足元だけを日々見続けている。きっとその影はうつむく私の影だろう。わかっていても前を見るきっかけがないのだ。

 私に前を見させてくれる何かは果たしてこの世界にあるのだろうかという不安と焦燥が日々私を襲う。

 好きなものを見つければいい。人はそう言う。

 だが私には、その方法がわからない。